男児の産み分けに使われている「リンカル」

「リンカル」とは、リン酸カルシウムのことであり、サプリメントとして分類されています。もともとは先天的な異常を予防するために作られたものですが、男児の出生率が高いというデータがあることから、服用が推奨されています。

病院でも、まず男児を希望する場合にはリンカルを2ヶ月間毎日服用し、そのあとに産み分けをスタート。産み分け医療として有名な「杉山産婦人科」の理事長である杉山カー医師も推奨しているリンカルですが、文献などはなく、なぜ男児が多く出産されているのか解明されていません。

医師らによる産み分けの研究グループ「SS(Sex Selecton)研究会」が監修している製品も販売されています。

「産み分けゼリー」を使用する

リンカルと同様、産婦人科の医師らによる産み分けとして使われているのが「産み分けゼリー」です。
男児を希望する場合には「グリーンゼリー」、女児を希望する場合には「ピンクゼリー」が使われます。

グリーンゼリーは膣内の環境をアルカリ性に、ピンクゼリーは酸性に保ちます。これらは、XX精子とXY精子の耐性の違いを利用し、より確実に、酸性もしくはアルカリ性に保つ方法です。挿入の5分ほど前に、付属の注射器によって、ゼリーを膣内へ注入します。原料は食品ベースなものであり、ピンクゼリーはビネガー(酢)、グリーンゼリーは重曹(ベーキングパウダー)が主成分。安全性も高く、安心して使用が可能です。

ただし、産み分けの確率は100%というわけではなく、また性交したからといって必ず妊娠するわけでもありません。購入する場合には、インターネット等では類似品なども販売されているため、安全性が保証されている病院で購入するのがおすすめです。

アメリカで主流の「O+12法」

アメリカでは、「シェトルズ法」よりも多くの方がおこなっている産み分け方法です。「O」はOcligation(排卵日)の略字、「+12」は12時間後という意味があり、排卵日から12時間後に性交することで女児の産み分けができるという方法です。※(9)

もともとはシェトルズ法をテストするためにおこなわれてきた調査でしたが、排卵日の3~5日前に性交をしたのにもかかわらず、ほとんど男児を受胎したことから、論破するというかたちでできた方法です。

主な方法は、男性はすくなくとも7日間は射精を行わず、排卵後の8~20時間後に性交をおこないます。最も重要なのは、排卵の時間を正確に知ることです。そのため、基礎体温や排卵検査薬、または病院でチェックしてもらうなどが必要になります。

成功率が高いと主張されていますが、自然な方法を利用しているため、必ず女児を妊娠できるとは限りません。

産み分け100%は不可能ー少しでも確率を上げていくために


今回、男女の産み分けについて考えてまいりました。現在日本産婦人科学会では「シェトルズ法」を使った「タイミング法」、そして「パーコール法」にくわえて、成功率を上げるために「リンカル」や「産み分けゼリー」が併用されています。

自然な方法から男女を産み分けるという産み分け方法は、100%確実なものではありません。そこで、産み分けを考えている方は、出来る限り確率を上げるためにも、検診を受ける産院の先生と相談し、無理のない範囲で自分に合ういくつかを併用してみるのがおすすめです。同時に、妊娠しやすい身体作りをするなど、無事に出産できるよう体調管理もおこなっていく必要があるでしょう。

【参考・引用・関連リンク】
※(1) https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2008.0105
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/7358384.stm

※(2) https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23809502
Stone BA1, Alex A, Werlin LB, Marrs RP.(2013) “Age thresholds for changes in semen parameters in men.”, Fertil Steril. 2013 Oct;100(4):952-8.

※(3) https://www.rerf.or.jp/uploads/2017/05/FOCSreportJ.pdf

※(4) https://academic.oup.com/humrep/article/27/2/558/2919304
https://www.futurity.org/pregnancy-stress-may-mean-fewer-boy-babies/
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ajhb.22414
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23754635
https://academic.oup.com/humrep/article/19/6/1250/2356532

※(5) Florencia Torche and Karine Kleinhaus(2012)
“Prenatal stress, gestational age and secondary sex ratio: the sex-specific effects of exposure to a natural disaster in early pregnancy. Human Reproduction”. Volume 27, Issue 2, February 2012, Pages 558–567.

※(6) R. Catalano T. Yorifuji I. Kawachi(2013)”Natural selection In Utero: Evidence from the great East Japan earthquake”.Am J Hum Biol. 2013 Jul-Aug;25(4):555-9. doi: 10.1002/ajhb.22414. Epub 2013 Jun 10.

※(7) William H. James(2004)”Further evidence that mammalian sex ratios at birth are partially controlled by parental hormone levels around the time of conception”, Human Reproduction, Volume 19, Issue 6, June 2004, Pages 1250–1256,

※(8) https://en.wikipedia.org/wiki/Shettles_method

※(9)
John T.FrancePh.D.*Frederick M.GrahamM.B., B.S., M.R.C.O.G.LeonieGoslingR.N.Philip I.HairM.Sc., (1984)”A prospective study of the preselection of the sex of offspring by timing intercourse relative to ovulation”, Fertility and Sterility
Volume 41, Issue 6, June 1984, Pages 894-900

■産み分けネット https://www.umiwake.jp/boy

■Dr. Richard Marrs’ Fertility Book: America’s Leading Infertility Expert Tells You Everything You Need to Know About Getting Pregnant
著者:Richard Marrs 出版社:Random House Publishing Group.

■How to Choose the Sex of Your Baby: Fully revised and updated (English Edition)
著者:Landrum B. Shettles、David M. Rorvik 出版社:Harmony

[翻訳版]

■マンガでわかる!男女産み分け完全ガイド(主婦の友ベストBOOKS)著者:杉山カー 主婦の友社

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